2016年4月13日

薬で治すむし歯治療

ドックベストセメント(Doc's best cement)とは、アメリカで開発された治療法で「ドックベストセメント」というお薬をむし歯の部分に詰めて治す方法です。これまでのむし歯治療とは異なり、ほとんど歯を削らずにすむため麻酔を使用する必要もありません。

天然ミネラルが主成分のため、お子さんにも安心です
薬で治すむし歯治療ドックベストセメントは、お薬といっても抗生物質のようなものとはまったく違うもので、銅やリン酸、亜鉛などの天然ミネラルを主成分としたものです。
人間の血液中にも含まれる銅イオンがもつ抗菌力とミネラル成分の力でむし歯菌を死滅させ、健康な歯のような硬い歯質にもどすのです。
1990年代にアメリカで開発され、現在ではその有効性・安全性・継続性が実証されています。副作用の心配がなく、削らずに治すので痛みも少なくお子さんにも安心しておすすめできる治療法です。

このような方におすすめです
・詰め物が取れてしまい、中がむし歯になっている
・今まで何度もむし歯治療を繰り返している
・むし歯の治療をした後に痛み出したことがある
・できるだけ歯を削りたくない
・できるだけ神経を取りたくない
・できるだけ麻酔をしたくない

一般的なむし歯治療とドックベストセメントの違い

むし歯で深い穴があいた場合にも、ドックベストセメントを詰めるだけで治療ができます。
むし歯になると、むし歯菌が出す酸によって象牙質が侵蝕されて多数の細菌が増殖して柔らかくなっている軟化象牙質を形成します。その後、最近は象牙質を構成する象牙細管内に侵入してさらに深く感染を引き起こし、歯髄に炎症を起こすようになります。

●通常のむし歯治療
むし歯で黒く変色している部分をドリルで削り取り、樹脂などでふたをします。しかし、これだけでは象牙細管内の奥まで侵入した細菌が増殖してしまい、むし歯が再発するリスクが高くなります。
また、歯髄炎をともなう場合には神経を抜く必要があります。神経を抜いてしまうと歯がもろくなったり変色したりすることがあります。

ドックベストセメントを使用した治療
変色した部分を削ることなくドックベストセメントでふたをします。
永続的な薬効があるので、象牙細管内に潜んだむし歯菌も浸透殺菌します。ドックベストセメントを詰める際にどうしても残ってしまう隙間などは、歯の自己回復力でもとに戻ります。

<ドックベストセメントのメリット>
・神経を取らなくてはならないほど大きなむし歯でも、神経を取らずにすませることができる
・神経に達していない中程度のむし歯でも、むし歯菌を削らずに治せるので大切な歯を削る量が最小限ですむ
・お子さんの若い永久歯のむし歯に最適な治療法
・治療回数が少ない(通常2~3回)
・軽い治療になるため一般的に歯の寿命が延びる
・天然成分であるため、お薬にアレルギーがある方でも安心して使用できる
・ドックベストセメントを詰めた部分は永続的な殺菌効果が期待できる

<ドックベストセメントのデメリット>
・保険適用ではなく自費治療となる
・むし歯になっている部位やむし歯の量・状態によっては適用できない場合がある
・歯の中のむし歯治療はできるが、むし歯にならない歯にするわけではない
・見た目が気になる場所に出来たむし歯には使えない
・経過観察が欠かせない

ドックベストセメント治療の流れ

ドックベストセメントStep 1.むし歯についた汚れを高濃度次亜水で洗浄・消毒する。
次へ
Step 2.むし歯の部分をできるだけ削らずにドックベストセメントを塗布する。
次へ
Step 3.ドックベストセメントが固まったら、その上に詰め物をする。必要がある場合には詰め物の表面を削って歯の高さを調整する。
次へ
Step 4.1年程度経過したら、むし歯が治っているかを確認し最終的な詰め物をする。

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