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むし歯にならない為には、自宅でのプラークコントロールである歯ブラシによる歯磨きが一番重要な項目となってきますが、自宅での歯ブラシを使った歯磨きによるプラークコントロールであるホームケアの他に、歯のプロフェッショナルである歯医者さんでのスケーリングなどの歯垢除去等のプロケアも合わせて行う事で、よりむし歯を防ぐ事が出来ます。
プラークコントロールはむし歯にならない為には最重要項目となる事柄ですが、歯ブラシを使った歯磨きだけではなく、デンタルフロスなどの歯と歯のすき間をお掃除するアイテムや、フッ素が配合された歯磨き粉を使うなど、歯ブラシ以外のアイテムも積極的にプラークコントロールで使用していく事が、むし歯にならない為に重要なポイントとなります。
むし歯は炭水化物であるご飯やパン、麺類や糖類である砂糖が使われた甘いお菓子や清涼飲料水に含まれる等分をエネルギー源とするむし歯菌のミュータンス菌によって作られ、乳酸菌でありむし歯の原因菌ともなるラクトバチルス菌によってむし歯の穴が深く大きくなってしまうというメカニズムがありますので、むし歯は出来る限りむし歯にならない為の食生活を心がける事もむし歯予防にとって重要な事柄となります。
食事をすることで、歯にはプラークが付着します。
付着したプラークは、約2日で硬くなり歯石となります。
そうなると、歯石にどんどんプラークが付着して、むし歯や歯周病の原因となってしまいます。
しかし、フッ素を用いることで、プラークの原因となる酸の生成を抑えたり、溶けだした歯のカルシウムの再石灰化の促進や、歯を酸に強い歯質へと改善することができます。
フッ素塗布を歯医者で受ける場合は、年に2回~4回程度行うことで、むし歯を予防することができると言われています。
歯医者では、歯を1本ずつフッ素を塗っていく歯面塗布法や、マウスピースにフッ素を入れたものを3分~4分噛んだ状態で、歯に浸透させるトレー法、トレー法に電流を流してフッ素の定着効果を上げるイオン導入法などがあります。
まだ生え変わっていない乳歯のむし歯は、むし歯の色が白いので、気が付くのが遅くなるケースがあります。フッ素は毒性が強い成分なので、信頼のできる歯医者に診てもらって適切なフッ素塗布を子供にも受けさせたいですね。
子供のうちにフッ素塗布でむし歯に強い歯にしてあげたいですね。
大人の場合は、1本500円くらいからとなっています。
むし歯の治療のために歯医者さんに通ってむし歯を削り、インレーと呼ばれるつめ物やクラウンと呼ばれるかぶせ物をしても早い人では数ヶ月、遅くとも数年から10年、20年後に再び治療をした箇所のむし歯が再発してしまう事があります。
「せっかく歯医者さんに通いむし歯の治療をしたのに、またむし歯になってしまった」
と落ち込む人も多いのですが、むし歯は一度つめ物やかぶせ物をしたからと言って、その箇所の歯が永久にむし歯を再発しない、という事は決して断言する事は出来ないのです。
むしろ、むし歯を削ってつめ物やかぶせ物をして治療を行った歯こそ、むし歯再発予防の為のプラークコントロールを始めとしたホームケアによるデンタルケアを行う必要があります。
一度削った歯には、インレーやクラウンなど、つめ物やかぶせ物が装着された状態となるので、
インレーのすき間やクラウンのすき間などに歯垢が入り込まない様にするための毎日の歯ブラシによるプラークコントロールが不可欠となります。
むし歯を治療した歯は健康でむし歯が無かった状態の歯よりも、「弱く」、そして「もろく」なっていますので、むし歯を治療した後に歯磨きやフロスなどを使ったプラークコントロールを怠ってしまうと、むし歯が再発してしまう確率が高くなってしまいます。
むし歯を治療する為に歯医者さんに通い、歯を削って治療した箇所に多くの人が「このつめ物やかぶせ物はどれくらいの期間持つのだろう」と心配になる事も多いかと思います。
インレーと呼ばれるつめ物を詰めたり、クラウンと呼ばれるかぶせ物をして治療を行うときにふと不安になることでしょう。一般的につめ物やかぶせ物の寿命については、
硬質レジンなどのプラスチックのつめ物で3年、
プラスチックや金属のつめ物で5年、
そして金属のかぶせ物で7年、
という統計結果が報告されています。
歯医者さんでむし歯を治療する際には、保険が適用される保険診療でのむし歯治療か、自費で保険が適用されない自費診療でのむし歯治療かを選択しなければいけないケースも少なくありませんが、 保険適用の金銀パラジム合金、略して金パラ、一般的には「銀歯」と呼ばれる保険診療の金属も、ゴールドなどの保険が効かない自費診療で使用される金属も、耐用年数には大きな開きはありません。確かに自費診療で保険が適用されないゴールドなどの金属の方が、伸展性がありより歯に密着してつめ物やかぶせ物を作成出来るというメリットはありますが、保険診療で作る銀歯でも歯医者さんの方でしっかりと型を性格に取って製作すれば、耐用年数を超えても問題なく使用出来るケースも珍しくありません。
ドックベストセメント(Doc’s best cement)とは、
アメリカで開発された治療法で「ドックベストセメント」というお薬をむし歯の部分に詰めて治す方法です。
これまでのむし歯治療とは異なり、ほとんど歯を削らずにすむため麻酔を使用する必要もありません。
ドックベストセメントは、お薬といっても抗生物質のようなものとはまったく違うもので、銅やリン酸、亜鉛などの天然ミネラルを主成分としたものです。 人間の血液中にも含まれる銅イオンがもつ抗菌力とミネラル成分の力でむし歯菌を死滅させ、健康な歯のような硬い歯質にもどすのです。 1990年代にアメリカで開発され、現在ではその有効性・安全性・継続性が実証されています。副作用の心配がなく、削らずに治すので痛みも少なくお子さんにも安心しておすすめできる治療法です。
このような方に
おすすめです
むし歯で深い穴があいた場合にも、ドックベストセメントを詰めるだけで治療ができます。
むし歯になると、むし歯菌が出す酸によって象牙質が侵蝕されて多数の細菌が増殖して柔らかくなっている軟化象牙質を形成します。
その後、最近は象牙質を構成する象牙細管内に侵入してさらに深く感染を引き起こし、歯髄に炎症を起こすようになります。
むし歯で黒く変色している部分をドリルで削り取り、樹脂などでふたをします。しかし、これだけでは象牙細管内の奥まで侵入した細菌が増殖してしまい、むし歯が再発するリスクが高くなります。
また、歯髄炎をともなう場合には神経を抜く必要があります。神経を抜いてしまうと歯がもろくなったり変色したりすることがあります。
変色した部分を削ることなくドックベストセメントでふたをします。
永続的な薬効があるので、象牙細管内に潜んだむし歯菌も浸透殺菌します。ドックベストセメントを詰める際にどうしても残ってしまう隙間などは、歯の自己回復力でもとに戻ります。
ドックベストセメントの
メリット
ドックベストセメントの
デメリット
むし歯についた汚れを高濃度次亜水で洗浄・消毒する。
むし歯の部分をできるだけ削らずにドックベストセメントを塗布する。
ドックベストセメントが固まったら、その上に詰め物をする。必要がある場合には詰め物の表面を削って歯の高さを調整する。
1年程度経過したら、むし歯が治っているかを確認し最終的な詰め物をする。
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